子ども学習広場ボランティア体験談 〜自分の知らない世界を生きる子ども達に出会って〜

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最近の投稿でも書いています通り、僕たちNPO法人街のひろばでは現在、大学生の学習支援ボランティアを募集しています。

詳細などはこちらのページでご覧いただけますが、募集要項を載せたからといって、すぐに応募がある訳ではないと思いますし、「やってみたいけどどんなところかわからない」「続けられるのか不安」という方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

僕たちとしても少しでも多くの方に関心を持ってもらい、参加にあたっての不安を無くしていけるような情報の発信の仕方を考えていかなければならないと思っています。

と言うより、今まで情報を発信しなさ過ぎたというのが一番の反省点ですが……、そもそも僕たちの活動のモットーは、子どもにとっても大人にとっても楽しく有意義な場所であることと考えていますので、お堅い要素は何もありません(笑)。

なかなかそう言ったことは、日々の活動報告からは見えにくいと思いますけど。。。

……そんなことを以前会議で話し合っていたところ、子ども学習広場の卒業生の飯塚さんから、「自分の体験談で良ければいつでも使ってください!」というお話がありました。

飯塚さんは、社会人の時にボランティアとして参加してくださっていた方ですが、トップセールスマンとして活躍していた仕事を辞めた翌日にフィリピンに旅立ち、現地の貧困地域や、学校などを見て回ったことがきっかけで広場に参加してくれるようになった(そして現在は、中学生の頃に人生を変えるきっかけになった学習塾で教鞭をとっておられる)という、かなり異色の経歴を持つ方です。

NPO法人街のひろばの副理事長でもありますが、教育に対するストイックな姿勢や情報網の広さは、僕(松浦)も今なお非常に多くを学ばせていただいています。(多分、飯塚さんがいなければ、NPOを立ち上げられなかったんじゃないかと言うくらい、色々なことを教えていただきました)

僕とはちょうど入れ違いの時期に広場に来ていたということもあり、あまり多くのことを聞いたことがなかったのですが、今回のボランティア募集を機に参加のきっかけや、活動時の様子などを質問をさせていただくことにしました。


飯塚さんが最初にこの「子ども学習広場」を知ったきっかけは何ですか?

たまたま町内の公民館のポスターを見たのがきっかけです。
軽い気持ちでそこにあった電話番号に電話をしました。
今、考えるとすごいことだなと思います。(笑)

もともとボランティアに興味があり、自分の生まれ育った三芳町で学習支援の活動があるのを知って何か自分にもできたらなと思い、電話をしました。

実際にボランティアを始めてどうでしたか?

当時、中国出身で受験を控えた中3の女の子がいて、数学を教えたのですが、日本語はわからなくても数学は教えることができました。

言葉ではなく、勉強を通してコミュニケーションがとれ、難しい問題でも解けた時のその女の子の表情がとても良くて、僕も嬉しくなりました。

ボランティアをやっていて大変だったことは?

全く勉強してくれない子どもたちがいました。(笑)
その時は、まじめな話ではなく他愛もない話をしたり、ゲームの話をしたりしました。

家で問題を抱えている子どもたちも中にはいるので、話を聞いた後はすっきりしたのか、誰に言われるでもなく黙々と勉強をやっていました。

子ども学習広場のボランティアの体験が社会に出て役立ったことはありますか?

柔軟な考えになりました。
学習広場には、様々な境遇の子どもたちがいて、それぞれに悩みを抱えているのを知りました。

それは、今までの自分の知らなかった世界でした。

世の中で「正しい」、と言われていることが本当に正しいのかな。
この子どもにとっては、こっちの道でもいいんじゃないのかな。
今まで答えは一つだと思っていたのが、違う答えもあるんじゃないかと思い、柔軟な考えになりました。

現在、勤めている場所での課題に対しても、柔軟に考え、課題の解決をしています。

この学習広場で学んだことを今の会社でも活かすことができています。


飯塚さんは、教員であると同時に、弟さんと一緒に会社を経営していらっしゃったり、夜の安全パトロール活動を1人でしていたり、当時の僕にとってはすべてが驚きの連続だったのですが、こう言う方が子どもに関わってくれるということが、生きる上での価値観の幅を広げてくれるのではないかと感じています。

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p>街のひろばの運営でも、困った時に、途方もなくスケールのデカい助け舟を出してくださったことが一度や二度ならずあるのですが(笑)、子どもだけでなく、これから社会に出ようとする学生の皆さんにとっても、飯塚さんの存在は、良い出会いになるのではないかと感じています。